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貧乏人が私立中学の学費を減額する方法。

4月から長女が
私立中学に進学することになりました。

塾などには一切通わず、家庭学習のみでしたが
ダメ元で受験した中堅私立中学に特待生合格となり、

授業料が3分の1、免除されることになりました。

奨学生といえど
初年度で60万円ほどの自己負担金があり

庶民な我が家には金銭的負担が大きいため
進学を迷いました。

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※奨学生・・・と聞くと全額免除のイメージがありましたが
英語教育に力を入れている学校のため
外国人教師の人件費がかかるそうです。
結果、他の私立中学より授業料が高額なため
奨学生でも3分の1免除がMAXの条件だそうです。
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何か公的な援助が得られないか?と
調べてみたところ、

低所得で私立小中学校に子どもが通う家庭には
(年収400万年程度の世帯収入)

文部科学省が支援している制度が
あることが判明しました。

私立小中学校等に通う児童生徒への
経済的支援に関する実証事業について

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1385578.htm

この経済支援制度は年10万円ほどいただけるので
正直、非常にありがたいです。

私立中学入学にあたり、
色々電卓を叩いてみましたが・・・

入学金22万円
制服・自転車・体操服、その他で15万円

入学準備だけで
40万円ほどのお金が飛んでゆきます。

そこへさらに

学校が始まれば月2万円ほどの授業料(自己負担分)と
交通費・昼食代(お弁当)などが月1万円ほどかかります。

40万円の奨学金と10万円の補助金を引いても
初年度総額で60万円ほどの経費を見込んでいます。

はー、 正直 きつい(笑)

 

ちなみに、我が家は年収400万円以下ではありません。
(アラフォーサラリーマンの平均くらいです)

では、何故この制度が利用することができるのか?

 

ポイントとして

補助をもらえる基準が
「市民税」ベースとなっていること。

低所得でなくとも
「あれこれ節税している家庭にとって
絶好のチャンス」

・・・という部分です。

我が家の「住民税」が該当している理由の
主な節税スキームとしては、


・住宅ローン控除

・ふるさと納税の活用

・医療費控除の利用

・小規模共済への加入

・生命保険、地震保険控除の利用

・扶養している子供の数(我が家は3人)

・妻が低所得かどうか(扶養の有無)

 

以上の節税スキームを駆使し
制度に該当している主な理由です。

 

ちなみに、

私が住んでいるのは地方のため
公立小学校の95%の生徒は公立中学校に
そのまま進学します。

 

そもそも論で、

「何故、家計的に無理してでも私立中学に長女を
進学させたのか?」というと・・・

昨年、長男が公立中学に進学し
一年を通し公立中学の色々な部分を見て痛感したのが

「家庭の経済格差が学力格差として
中学からはっきりと出ていた」

・・・という部分に対して感じた
親としての葛藤からでした。

 

長女は塾などに通わずとも
クラスでトップの成績でしたが
これがこのまま中学で通用するか?

・・・というと
正直厳しいと思います。

 

中1の長男も小学校の頃は塾に通わずとも
成績はトップクラスでしたが
中学に入った途端、形勢が悪くなりました。

 

「教育費をかけた家庭の子弟が
学年順位の上位を占拠していた」

・・・という現状を目の当たりにしたのです。

 

というのも、中学に入れば

・小学校の頃とは「覚える量、難易度」が格段に上がる
・「部活動」により、体力と勉強する可処分時間を奪われる

以上の部分に対し
何らかの対策が必要となるからでした。

 

塾にゆく子が有利な理由としては、
塾側で教師の出題の癖など、有力情報を網羅しているからで、

情報をお金で買い&効率的に学習することが
肝となっているようでした。

定期テストの学年順位が上位にあたる生徒以外にも
学年全体の6割ほどの生徒は塾に通い、
通信教材を含めると9割ほどの家庭で
何らかの学習費をかけているようです。

アラフォー夫婦、我々が子供だった時代とは
現状は大きく異なっていました。

 

我が家の方針として
子供3人、大学に通うまでは
なるべく教育費をかけないように・・・と

家庭学習を大事にしてきた我が家としては
正直、ここは大誤算でした。

高いレベルの教育を受けるために
費用をかけるのではなく
公的教育での結果を出すために
費用をかける必要があった・・・という現実でした。

 

そして公立中学校といえど、思っていた以上に
経費がかかったことです。

 

長男の公立中学入学に際し、

制服・体操服・自転車など
総額15万円ほどかかりました。

 

さらに部活動の道具代で10万円ほど、
試合や交通費などの経費として数万円ほど。

そして毎月、PTA費や給食代などで
月1万円程度の引き落としがかかります。

 

軽く見積もっただけで
初年度だけで40万円ほどはかかりました。

さらにそこにプラス
学習費がかかるとしたら・・・

 

各家庭、教育費にかける平均値で
ひと月2・3万円(中1&中2)〜4万円(中3)
という試算があります。

ざっくりとですが、塾にゆくとなると
公立中学でも学校外の教育費で
平均で年間25〜50万円ほどかかります。

塾に通いながら公立中学に通学することと
塾に通わずして私立中学に奨学生&補助を受けて通学するのと
費用があまり変わらない(場合によっては私立の方が安い)

・・・という試算になりました。

 

ただし、奨学金が取れない場合や
小学生から通塾したのちに通う難関私立中学の場合は
公立とは比べ物にならないレベルで経済力が必要になると思います。

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難関私立は小学校4年生からの塾代だけでも
年100万円×3年かける必要があるので
比べるまでもないのですよね・・・(^^;)
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中高一貫校でも高校進学後は、奨学生でなくとも
庶民には国からの手厚い補助金が出て授業料は安くなるので
高校からのことは、現時点ではあまり心配していません。
(市民税の額に応じて補助金額が決まります)

我が家と似たような教育方針&経済状況の方で
子供に良いレベルの教育を高コスパで受けさせたい方には
私立中学の奨学生枠を狙うのは
オススメできる方法の一つだと思います。

しかしながら、まだ入学していないので
この選択が本当にベストかどうか?
結果が出るのは早くて6年後です。

もし万が一、私立中学校が長女に合わない場合は
公立高校へのスイッチも視野に入れるなど
柔軟にやってゆこうと思っております。

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